だから私は魔法の絨毯に乗りたいだけ

きまぐれメモリアル/日常エッセイ/それでも私は元気です

2020-01-01から1年間の記事一覧

世界に祝福の香りを

匂い、香り、というものは、ふと昔の出来事や自分の心情を思い出すファクターになる。 それは時に、文章よりもダイレクトに、写真よりも刻銘に、主観的な記憶を蘇らせるものではないか、と思うほどである。 たとえば私は、「エレベーターのにおい」に異常に…

終わりへの渇望か、途上への焦燥か

たとえば、長く読み続けてきた漫画を最終話まで読了すること。 世界には何十年も完結しない作品がある中で、大好きな漫画だったら、読者にとって最高ともいえる状態であろう。 自分と同じ時間軸で存在している、唯一無二といえるような作品を完結まで見届け…

生まれてはじめて一人でおしゃれなカフェに行けたときの話

突然だが、私は一人で何もできない人間である。 趣味が旅行なわりに、一人旅に出た事は無いし、そもそも一人でのごはんは勿論、とくに必要に駆られていないが素敵なものは欲しいなあというような買い物だって一人で出来やしない。 素敵な服や化粧品なんかは…