だから私は魔法の絨毯に乗りたいだけ

きまぐれメモリアル/日常エッセイ/それでも私は元気です

レディースデーな1日

今日は、本当になにもしない1日だった。

1ミリも動かず、ひたすらダラダラしてみたりして。

本当は、映画に行って岩盤浴に行く予定だった。

でも、なぜだか朝から生理がきてみたりして。

 

やる気も起きず、いつもより嫌いなものも増えて、面白くないことも増えて、辛いことも増えて、どうでもいいことも増えて、きがついたら布団で寝ている。

生きるために美味しくないペンネを食べて、泣きそうになりながら壁紙のシワを眺めたりして。

 

ああレディースデーってやつは、本当に罪深い。毎日ニコニコしているハッピー野郎のはずの人間を、一気に自分の犯した罪の苦しみと戦う罪人にしてしまうのだから。

 

ホルモンの乱れ?みたいなやつで、多分多くの女性が情緒不安定になったり、腹痛に苦しんだりしているのだが…、

これはもう、ああ、なんて気持ち。辛い?悲しい?そのどれも?

 

過去への償いや後悔が一気に押し寄せて、深い闇に突き落とされそうな心地だ。昨日の発言の反省、一昨日の振る舞いへの後悔、先週感じた不思議な気持ちの原因追求………

 

きっとこれは、不完全なわたしへの人生を見つめ直すチャンスに違いない。

そう思ってなんとか償おうと、改善しようとするけれども、心では自分は悪くない、と思っているのだろう。

 

話もうまくない、見た目もよくない、化粧もうまくない、ああ、なんてつまらない人間に成長したんだろう。前世はとんだ悪人だったに違いないのか。

 

人生の答え合わせはいつ?休日?結婚式?死ぬとき?

 

ああなんとも、生き方を今更変えるのは難しい。けれども、とっときの魅力のある、惹きつける魔力のある人間になりたいという欲望を抑えるのは一番難しい。

受け止めるのは辛いけど、生きて出会ってきた全ての人にわたしの悪いところ20個ずつ教えて欲しい。

 

泣きそうだが、自分に泣く資格はない。 なにも解決しないことはおろか、、、いや、もう解決しなくてもいい。

でも生まれてきたからには、生み育ててくれた家族のためにも、なんとか幸せになりたい。別に幸せじゃなくてもいい、みんなに理解され必要とされてイキイキと生きていきたい。

 

才能に恵まれたい。何か少しだけでも、素敵な才能が欲しい。お芝居ができるとか、歌が上手いとか、話が上手いとか、文章が上手いとか、絵が上手いとか、おしゃれだとか、ヘアアレンジが上手だとか、泳ぎが上手いとか、なんでもいい、ただほんの少しだけ、一握りにしか与えられない何か素敵なものが欲しい。

 

みんなが羨ましい。今を精一杯生きてるみんなが羨ましい。未来も過去も、なにもいらない、なにも考えずがむしゃらに生きていたい。なにも理解できなくてもいい。ただ人間だけが大好きで、人間だけに好かれるならほんのそれだけでいい。全員に必要とされて、笑いかけてくれるならただそれだけでいい。

 

綺麗な顔が欲しい。肌荒れもなくて、陶器みたいな肌が欲しい。クールで涼しげな口元が欲しい。外国人みたいな上向きの鼻が欲しい。

 

 

ああ、人生ってなんでこんなに辛いんだろう。なんでこんなに試練が多くて、なんでこんなに眠いんだろう。

 

きっと寝たら全て忘れてしまうから。だから、一応問いかけておく。

ご飯のことしか頭にないわたしと、嬉しいことしか頭にないわたしと、楽しいことしか頭にないわたしと、悲しいことしか頭にないわたしと、辛いことしか頭にないわたしと?いったいどれが自分の本性なんだろう??

 

よくわからないけれど、今こんなに苦しいのはきっと、レディースデーのせいだと信じている。

来週はもっとうまく笑えて、来週はもっとうまく立ち振る舞える。きっと。なんとか。

辛いことは多いけど、きっと聞いてくれる誰かがいる。きっと。なんとか。

ダメなことが改善するのは難しい、けど、自分を守らないようにして生きていける、そんな日が来たらいいなあ、って思ってる。

なぜか?に答えてくれる人は、世界のどこかにきっといるはず。

辛いけど、考えなくては。きっと、考えなくては難しいことだから。なんとか、この胸のつかえが取れるようにしなくては。

 

多分この文章を誰かが読むことも自分が見返すこともないけど、今度はちゃんと言葉に出せたら嬉しいな。なかなか言葉にできないけどね。さらっとすっと言葉に出すの。なかなか難しいけどね、でも怖がってても仕方ないから。

自分がいきた証?って、こういう些細なところに散りばめられるのかもしれないなって思う。

だってわたしも、いろんな人の証をこうやって吸収してるんだもん。

本当のわたしをわかってくれる人が、いるはず…?なきがする。世界は広いから、見つけるのは大変だけど。

 

だから、理想と現実のギャップに苦しむのはもうやめたい。たぶんこんな生理のときだけ。

 

 

レディースなデイはだいたい、世界の女性はこんな気持ち、、